小児歯科

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乳歯の性質に合わせた歯科治療

乳歯には乳歯の性質に合わせた歯科治療が必要となります。 永久歯の歯科治療は「かむ」機能を回復させることが目的となりますが、乳歯の場合は単なる機能回復だけではなく、永久歯の成長への影響も考慮しながら行う必要があります。虫歯が軽度であっても、抜歯をした方が永久歯の萌出への影響を抑えられることがあります。
乳歯の治療には、お子様の顎や永久歯の成長の見極めも必要です。

またお子様の歯(乳歯)は大人の歯よりも弱く、虫歯になりやすいと言われています。
これは、歯の神経などが入っている歯髄の大きさは乳歯も永久歯も変わりませんが、乳歯の方が歯髄を覆うエナメル質と象牙質の厚さが薄いため、虫歯にかかるとすぐに歯髄まで至ってしまうからです。

虫歯が進行してしまうと、乳歯であっても歯を大きく削ったり抜髄したりする必要があります。
歯を大きく削るような歯科治療はお子様にとって恐怖となり、将来的な治療に影響を及ぼすことも考えられます。
ですから当クリニックではお子様が治療に対して恐怖を感じないように注意を払って治療に当たるとともに、「歯が痛くならないようにするための歯科治療」として、シーラントやフッ素塗布などの予防治療にも力を入れています。
お子様のお口に虫歯が出来る前に、ぜひご相談にお越しください。

※小学生未満のお子様の場合は、専門医療機関へ紹介させていただく場合がございますので、ご了承ください

歯の生え変わり時期の虫歯 シーラント フッ素塗布

乳歯と永久歯の違い

  乳歯 永久歯
本数 20本 28本+親不知(生えないこともあります)4本
白っぽい 黄色っぽい(乳歯よりも象牙質が厚いため)
歯質 永久歯よりもエナメル質や象牙質が薄いため虫歯になりやすく、短期間で歯髄に至りやすい。 乳歯よりもエナメル質・象牙質が厚いため、同程度の虫歯でも歯髄まで至っていない場合が多い。
萌出の時期 8ヶ月頃から(個人差があります) 6歳頃から(個人差があります)

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歯の生え変わり時期の虫歯治療

乳歯から永久歯に生え変わる時期(一般的に6歳~12歳)は「混合歯列期」と言い、永久歯列がどのように並ぶかが決定される大切な時期です。乳歯の下では永久歯の萌出が始まっていますので、乳歯列期に虫歯などがあると、永久歯の成長にも影響を与えます。

乳歯の虫歯が与える影響

永久歯列が乱れたり、永久歯が生えて来ないことがあります

乳歯には、永久歯が放出する場所を確保するという役目があります。
虫歯が進行して、永久歯が放出するよりも早い時期に乳歯を失ってしまった場合、永久歯が生える場所を十分に取ることができないためガタガタに生えてしまったり、永久歯が埋入したままになったりすることがあります。

永久歯が健康な状態で生えて来ないことがあります

永久歯は乳歯の下で育ちます。乳歯がひどい虫歯にかかって歯の根にまで進行した場合、乳歯のすぐ下の永久歯の表面(エナメル質)までが溶かされて、きれいな形に育たないことがあります。
また、歯の根に溜まった膿などの影響で永久歯の成長自体が阻害され、十分な大きさに育たないこともあります。

顎の発育が不十分になることがあります

虫歯で歯が痛いと、痛いところを避けて片方の顎だけで食べ物を噛むようになります。 顎は「噛む」ことにより成長します。片方だけで噛むクセがあると顎のバランスが悪くなり、歯並びやかみ合わせに影響を与えることがあります。

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シーラント(保険適用外)

シーラント

シーラントとは、奥歯の咬合面の溝を歯の詰め物(レジン)で埋める予防法です。 治療に当たり、歯を削る必要は一切ありません。

奥歯の咬合面の溝は非常に複雑で歯ブラシの先が届きにくいため、食べ物のカスや歯に付着した汚れ(プラーク)をきれいに落とすことが難しく、虫歯のリスクが非常に高くなります。
この複雑な溝を充填材(レジン)で埋め、虫歯になりにくくするのがシーラントです。

充填材にはフッ素が含まれているため、「フッ素徐放性」と言って少しずつフッ素が放出されて歯に取り込まれ、エナメル質が丈夫になるのもシーラントのメリットのひとつです。

シーラントを受けられる際にご注意いただきたいこと

定期的なメンテナンスが必要です

シーラントはレジンという性質上、時間が経つと割れたり剥がれたりすることがあります。
剥がれたままにしておくと、二次カリエスのリスクが非常に高くなるため、割れたり剥がれたりした場合は早急にやり直しをすることをおすすめします。
破損を早期に発見するためにも、定期的なメンテナンスが必要となります。

歯と歯の間の虫歯予防には効果がありません

シーラントは、歯の平らな部分に使用することが出来ません(すぐに剥がれてしまいます)。
奥歯の溝には効果的ですが、歯と歯の隙間や歯の周囲などの予防には適していません。

保険適用外となります

シーラントは予防治療となるため、保険を適用することが出来ません。
保険外治療となりますので、ご了承ください。

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フッ素塗布

フッ素には歯を強くし、虫歯になりにくい歯質を作るという働きがあります。

市販の歯磨きペーストや洗口剤にもフッ素が含まれていますが、歯科医院で塗布しているのは市販のものよりも高濃度のフッ素です。当院では、虫歯予防のひとつとして、3ヵ月に1度程度歯科医院で高濃度のフッ素塗布を受けられることをお勧めしています。

フッ素の働き

フッ素の働き(歯を強くする)

歯を強くする

エナメル質から取りこまれたフッ素が歯の隙間を埋め、歯質を丈夫にします。

フッ素の働き(再石灰化を促す)

再石灰化を促す

歯から抜けたカルシウムやリン酸の取り込みを助け、再石灰化を促進します。

フッ素の働き(酸の発生を抑える)

酸の発生を抑える

フッ素が虫歯の原因菌の活性を阻害し、酸の発生を抑制します。

フッ素についてご注意いただきたいこと

フッ素は虫歯予防の“補助”です

フッ素には歯の再石灰化を促進する効果がありますが、再石灰化で治せるのは、ごく初期の段階(歯の表面がわずかに白くなっている程度)の虫歯に限られます。歯の表面に穴が開くなど、はっきりとわかる段階まで虫歯が進行していると、フッ素を塗布しても治すことはできません。

また、フッ素を塗っていれば虫歯にならないと言うことではありません。
虫歯を防ぐためには、毎日のブラッシングや生活習慣の改善、定期的なメンテナンスなども必要です。

フッ素の安全性について

フッ素の安全性についてしばしば問題が提起されていますが、極端に過剰摂取しない限りは健康に影響することはありません。

上記の点から、小さなお子様であっても、毎日フッ素入りのペーストで歯磨きをし、3ヵ月に1回程度歯科医院でフッ素塗布を行ったとしても全く問題ありません。

ご不安がある方は、担当の歯科医師にご相談ください。詳しくご説明いたします。

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